<2023年11月のひとりごと>

 10月15日、病院のベットに横たわりながらパリ五輪の選考会MGCのレースをテレビ観戦した。
男女共に最後までハラハラドキドキする見応えのあるレースだった。
何れも伏兵的存在の選手が優勝したが、特に女子のレースを制した鈴木優花選手の雨の悪コンディションのなか、最後まで崩れない冷静なレース運びは立派だった。

競り合った一山選手と細田選手が勝負ポイント以前に脚を使ってしまったことが鈴木選手に幸運をもたらした。

 マラソンの自己ベストは一山選手が2°20′40″、細田選手が2°21′42″に対し鈴木選手は2°24′43″と一番見劣っている。
5000mの自己ベストも一山選手15′06″66、細田選手15′23″79に対し鈴木選手は15′30″14である。
レース後半に坂が無い平坦のコースであったら一山選手、細田選手が逃げ込む展開になっていた可能性が高い。
鈴木選手の今後の課題は5000mの基本スピードを磨くことにあると思う。
現在の15′30秒を15′10″位まで引き上げれば2°20′台の記録が可能となる。

 さて、クラブ所属の選手にも目を向けてみたい。
先日の東大阪陸上記録会で17′49″10のクラブ新記録を樹立した山内選手、初めて20′突破の19′39″72で駆けた小猿選手のふたり。

この記録からマラソンの可能記録を算出してみたい。
山内選手の記録に1′30″をプラスした19′20″が5Kの可能ラップとなり、2°43′00″が山内選手の現在のマラソンの力量である。小猿選手についても同様の試算で5Kmのラップが21′10″となり2°58′40″のマラソンが可能になる。

 前々からマラソンで記録を延ばすには、基本スピードである5000mの記録短縮が重要な要素であることを言い続けているが一向に耳を傾けない選手もいる。

今シーズン積極的にトラックレースに挑戦する山内、小猿の両選手がその大切さを実際のマラソンで実証してくれるだろう。

以上

 

ひとりごとの目次に戻る
協賛・関連団体


ただいま、
協賛・関連団体
募集中!!

▲このページの先頭に戻る

gai-ac.club/jita/wp-content/plugins/contact-form-7/images/ajax-loader.gif","recaptchaEmpty":"Please verify that you are not a robot.","sending":"u9001u4fe1u4e2d ..."}; /* ]]> */ 上競技団_files/jquery.form.min.js.ダウンロード">